吉備路歯科医院では、先端設備を使用した透明マウスピース型矯正装置インビザラインによる、 3Dデジタル矯正治療を行っています。
矯正治療用の口腔内3Dスキャナーを設置している医院は、岡山県下ではまだ少数派ですが、当院では「iTero エレメント 5D plus」「iTero エレメント 2」の2台による光学印象採得、歯科用CTによる3D精密診断をもとに、3Dシミュレーションによる詳細な治療計画の作成を行い、患者様一人ひとりに合った矯正治療をご提案します。

マウスピース矯正

マウスピース矯正装置
「マウスピース矯正治療」は、ワイヤー矯正とは違い、自分でつけ外しができる透明のマウスピース型装置を装着して、歯ならびを綺麗に矯正する治療方法です。
透明で取り外せるので、『気づかれない、取り外せる、食事制限がない』ことがメリットです。お友達との食事のときや、大切なスピーチなどがあるときは外して頂いて結構です。また、外した状態で歯ブラシができるのでお口の中がさっぱり綺麗になり虫歯になりにくいです。当院はマウスピース矯正の代表『インビザライン』を使用しています。
インビザラインはアメリカ発のマウスピース矯正であり、2021年時点で、全世界1000万人の矯正治療に使われている、圧倒的な症例数と実績に裏付けられ、かつ今なお進化を続けている最新の矯正治療法です。

1,000万人





先端技術「3Dデジタル矯正」を導入

iTero
口腔内3Dスキャナー「iTero エレメント 5D」による高精度な印象採得
従来の粘土のようなシリコンによる歯型取りを行わないため、吐き気などの不快感、不鮮明による歯型の取り直しなどがありません。歯並びをダイレクトに3Dデータ化するため、治療もより早く開始することができます。
マウスピース矯正では、治療開始前の精密検査のデータをもとに、3Dの治療計画ソフトウェアを使って、治療開始から治療終了までの歯の動きを3Dシミュレーションで示すことができます。
この3Dシミュレーションをご覧いただくことで、患者様も治療の治療修了時のイメージを共有できます。1本1本の歯がどのように動いていくのか3D映像を通して実際に見ることができますので、治療中の不安が減り安心に繋がります。

CT


頭部の3D画像を得られる低線量歯科用CT装置

ct
一般的な歯科用CT装置は、歯列のみの撮影しかできませんが、 当院で導入しているKAVO社製 CT撮影装置「KaVo 3D eXam +」は 、頭蓋全体のCT撮影を呈被曝で行うことができるため、 顔面に対する歯列の状態を正確に把握したうえで、顎の形態や骨の厚み、歯根の状態など立体的かつ詳細に確認することができます。 このため、矯正治療を「より安全に」「より確実に」行うことができます。

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すぐに対応できる包括治療

当院は総合歯科医院として、幅広い診療に対応しているため、矯正治療前や矯正治療中にむし歯や歯周病の治療、 親知らずなどの抜歯、歯のクリーニング(PMTC)など患者様の症状やご希望にすぐ対応することができます。
また、矯正専門医単独では計画がしづらい全顎的な虫歯・歯周病・インプラント治療を前提とした矯正治療においても、治療プラン検討の時点から、すでにある欠損部へのインプラント埋入を見据えた矯正治療や、最終の審美治療を前提とした歯列矯正を計画することができます。
また、当院で導入している口腔内スキャナー「iTero エレメント5D」は、通常のスキャニングだけでなく近赤外線技術を利用しているため、従来の方法では見つけにくい初期むし歯を検出することができます。

もうワイヤー矯正は不要?

マウスピース矯正は、日々進化しています。数年前では困難とされていたタイプの歯の移動も、今では可能となってきています。
では、もうワイヤーなどの矯正治療が不要かというと、決してそうではありません。
いまでも、マウスピースが苦手とする治療は存在しています。骨格的なずれが根本原因となるような治療では、矯正専門医によるワイヤー矯正が効果的だと思います。あるいは、主にマウスピース矯正を行う場合でも、ワイヤー矯正や矯正用ミニインプラントを補助的に使うことで、より効果的な結果を導くことも考えられます。そもそも、ワイヤー矯正の基礎知識なしに安易にマウスピース矯正を行うようなことがあってはならないのです。 今の歯科矯正学は、連綿と続くワイヤー矯正による知識と経験の積み重ねの上に成り立っています。
決して、ワイヤー矯正なしで歯科矯正が成り立つとは考えていません。

なるべく抜かない矯正

当院では、できるだけ歯を抜かない矯正治療を心掛けています。 従来なら抜歯矯正を行うケースでも、綿密な治療計画と多様な方法を用いることで、 非抜歯での治療が可能な場合が多くあります。
ただ、「抜かないことが正義」ではないとも考えています。 虫歯や歯周病が原因で、長期的に見て残すことがリスクとなる歯を抜歯することで、長期予後が不安な歯がなくなり、 健康な歯で安定した歯並びを構築することも可能です。
抜歯矯正と非抜歯矯正にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、治療方針提案の段階で、それらについて詳しくご説明いたします。